こんにちは。KETO-BAKE®︎です。
ココナッツオイル、そしてオリーブオイルと書きました。今回も油の記事の続きです。
本日は、そのほかのおすすめしたいオイルです。
不飽和脂肪酸が豊富な油
【アボカドオイル】
オメガ9を豊富に含み、熱に比較的強く、調理用の油としてもすぐれているアボカドオイルは、オレイン酸を主成分としています。この不飽和脂肪酸はコレステロールの正常化や血管の健康を促進します。他にもビタミンEが豊富で抗酸化作用があり、老化防止や皮膚や粘膜などにも良いと言われています。
【アマニ油】
アマニ油はオメガ3脂肪酸を豊富に含んでおり、心血管系の健康に寄与します。
しかし酸化しやすいため冷蔵保存し、早めに使用することが推奨されます。
EPAやDHAなどの魚油(フィッシュオイル)のような味や香りが特徴的です。

【エゴマ油】
エゴマ油もオメガ3の脂肪酸を豊富に含んでおり、血流の改善、コレステロールの低下、動脈硬化の予防に効果的です。また、抗炎症作用があるため、炎症による細胞の老化を遅らせることが期待できます。
不飽和脂肪酸が豊富な食材
【グラスフェッドバター】
草を食べて育った牛の乳から作ったバターで、色が濃く臭みが少なく、味にもクセがありません。(私はバターナイフに付いた少量をぺろっと舐めるのですが、美味しい!←お行儀が悪いですね)
オメガ3を含み、血流の改善やコレステロール、血圧の低下に役立つとされています。
【ギー】
まだ聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、ギーは純度の高いバターから作る油です。
腸内環境改善、コレステロール改善、消化器系改善、抗酸化、動脈硬化予防、など多くの効果があげられます。
熱に強いので、炒め物や揚げ物などにも向いています。

【MCTオイル】
MCTオイルは主にココナッツから抽出され、そこから中鎖脂肪酸のみを抽出したものです。
中鎖脂肪酸(MCT)は、カプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)、ラウリン酸(C12)が含まれており、中でもカブリル酸(C8)がもっとも効率的に肝臓で代謝され、ケトン体の濃度を迅速に高めることが知られています。
ケトン体を効率的に生成するMCTオイルは、エネルギー源として速やかに利用されるので、ケトジェニックな体の状態に早くなることが出来る食材になります。
MCTオイルとココナッツオイルでは、
MCTオイルのほうが、約2倍の速度で体内でケトン体を生成します。
約1.5時間でエネルギーのピークを迎えることができ、特に頭が冴え集中力の向上に役立ちます。
一方、ココナッツオイルはエネルギーの上昇がより緩やかで持続性があります。
この二つのオイルを混ぜ合わせることで、
”速やかに、かつ持続的” なエネルギー供給が実現可能となります。
「MCTオイル+ココナッツオイル」を効果的にとりいれて、仕事や勉強のパフォーマンス力のアップに上手く活用しましょう。
MCTオイルそのものはほぼ無味無臭、もしくはほんのりココナッツの香りがします。
お料理にかけたり、コーヒーに入れて飲むのもおすすめです。

その他にも、摂りたい油がまだまだありますが、今回は一部ご紹介いたしました。
番外編
<抽出方法・容器>
市場ではなかなか手に入りにくいものもありますが、オリーブオイルなど植物系油はできれば低温圧搾抽出(コールドプレス)で、色の付いたガラス瓶に入ったものを選んでいただきたいです。
低温での抽出は、栄養をできる限り損ねることなく、素材本来の栄養を多く残した状態でオイルとなります。
容器については、色のついた瓶は酸化防止のためと、プラスティック(ペットボトル)による体への影響をできるだけ避けるためです。
プラスティックは、ホルモンに影響すると言われており、プラスティックを避けることは難しい今の世の中ですが、できるだけ触れる機会を減らす、特に直接口の中に入れるものが入っている容器などは、意識するようにしたいです。
<減らそうオメガ6、増やそうオメガ3>
日常的に、私たちはオメガ6を豊富に含むサラダ油や加工食品を多く摂取しているので、どの種類の油を摂るかバランスが重要になってきます。
一方で、健康維持・向上のために積極的に摂りたいオメガ3やオメガ9脂肪酸は、意識して摂取しなければ日常の食事では不足しがちです。
オメガ6とオメガ3の摂取比率を適切に調整することは、認知機能の向上や喘息、リウマチなどの炎症性疾患のリスク低減に関係していると言われています。
また、脳の神経細胞膜はこれらの脂肪酸から構成されており、体内で自ら生成することができないため、食事から適切な比率で摂取することが必要です。
そしてこのオメガ3の比率が高いと、認知機能が向上するとされています。
オリーブオイルや魚など、良質な脂肪を含む食品から、これらの必須脂肪酸を積極的に摂取することが推奨されます。
特に、オリーブオイルはオメガ9を豊富に含み、魚はオメガ3の優れた源です。
できるだけ普段から、オリーブオイルや魚などの体に必要な良い油を多く摂ることを心がけたいですね。
注意点として、オメガ6の過剰摂取は、体内の炎症を促進し、慢性病のリスクを高める可能性があるため、オメガ6も体に必要な脂肪酸ですが、バランスよく摂取することが重要です。
