ケトジェニックな食生活を応援します。

油なら何でもいいの?①

こんにちは。KETO-BAKE®︎です。

今回は摂取する油の種類が健康に与える影響についてお話しします。

目次

体は食べたものでできている

人間の体は、食べたものでできている
と、よく聞きますが、私自身もそう体感しています。

人間の体はたくさんの細胞の集まり。
その細胞は、細胞膜で覆われていて、
その細胞膜は脂質でできています。

ということは、摂った油がどんな油なのか
それで体が作られている、ということになるかと思います。

私たちの体は、細胞膜やホルモンなど様々な部分に脂質を含んでいます。そのため、摂取する油の種類は、心臓や血管の健康、目の健康、皮膚の状態、ホルモンバランスなど、脳を含めて体の隅々まで影響を与える可能性があります。

水分を除いた脳の半分近くは脂質でできていると言われ、神経細胞の働きを維持するために、脂質を必要としています。ですから摂取する油の種類は、脳の働きや認知機能、判断力に影響する可能性があると考えられるので、何を選ぶかが重要になってきます。
そして仕事や勉強以外にも、気分や性格にまで影響すると考えられています。

油の摂取の影響が、病気のリスクだけではない、となると、
日頃食べている食品の油がどんなものなのか、気になってくるかと思います。

そして、脂質をメインにする食生活のケトジェニックにとって、油は最も重要な食材です。

油の種類はたくさんありますが、その中でもおすすめしたい油をあげます。

ココナッツオイル

ココナッツオイルは、ココヤシの実の胚乳から抽出される植物油で、植物油には珍しい飽和脂肪酸を多く含む油です。
飽和脂肪酸は、常温で固体になる性質があり、不飽和脂肪酸と比べて酸化しにくい特徴があります。
不飽和脂肪酸は、常温で液体になる性質があり、酸化しやすいという特徴があります。
ココナッツオイルが酸化しにくいということは、酸化でうまれるトランス脂肪酸を抑えられる、ということ。
酸化しにくいので、高温での調理に向いており、体内に栄養成分がほぼ壊れることなく取り込めるのが嬉しいです。
炒め物など、フライパン調理に取り入れるならココナッツオイルはおすすめです。

ココナッツオイルの香りが苦手という方もいらっしゃいます。そういう方は、無香タイプのココナッツオイルも販売されていますので、お店などで探してみてください。

ちなみにKETO-BAKE®︎は無香のココナッツオイルを使用しています。

わたし個人もお料理に取り入れています。コーヒーに入れたり、炒め物に使ったりと何かと重宝するオイルです。

またココナッツオイルには、飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸を多く含んでおり、
体内に入ると、肝臓で代謝されてケトン体を作り出します。ケトン体は、糖質制限などにより糖質の摂取量が不足している状態(ケトーシス)で、エネルギー源として利用されます。
ケトジェニックな状態(ケトン体を体内で作り出しエネルギーとして利用できる状態)を作り出すのに効率の良い食材になります。

他にも、ココナッツオイルは細菌やウイルスに強い特徴があります。
ココナッツオイルを使ったオイルプリングで、お口をクチュクチュ。マウスウォッシュとしても菌の増殖を抑え、虫歯予防の効果があります。
他にも、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸には、免疫力を高める効果があると言われています。

また高齢者の場合、脳がブドウ糖を代謝エネルギーとして利用する能力が低下することがあります。ケトン体は、ブドウ糖の代替エネルギー源として利用できるため、認知機能の維持・改善に役立つ可能性が示唆されています。ただしこの効果については、さらなる研究が必要です。

そして高齢者だけでなく、健康な働き盛りの世代にとっても無関係ではありません。認知症は40代からジワジワと進行するとも言われています。

そう考えると脳も含めた老化抑制にココナッツオイルをうまく体に取り入れて、いつまでも生き生きとした毎日を過ごしていきたいものですね。

ココナッツオイルは、ケトジェニックダイエットにはもちろん、身体を健やかに保つ重要な役割を果たす油です。その栄養価や健康への影響について、理解を深めるキッカケになれば幸いです。
 
次の記事では、今回話しきれなかったオリーブオイルについて書こうと思いますのでお楽しみに。

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